今日のブログは、ちょっとつらいニュースから。
2019年最後の日、12月31日。
毎日新聞のトップに大きく載っていた記事は、
『五輪整備 奪われた森』
〜型枠に熱帯材21万枚 禁止なく〜
という記事でした。
国立競技場や有明アリーナなど9競技場で
基礎工事に使われた型枠合板に
使い捨ての木材が使われ、
31万枚のうち約21万枚がインドネシアとマレーシアの熱帯材である。
かつてマングローブが群生していた土地、
鳥のさえずりが響き、カニをとるのが楽しみ、という森が、
「森が死にかけている」と現地の人は話すという。植林もされていない。
伐採の8割は絶滅の危機にあるオラウータンの生息域と重なる。
(記事の中から抜粋)
WEB版では写真も。
年末から、2020年のオリンピックの話題で、にぎわっていますね😊✨✨
オリンピックに向けて、新しい国立競技場が建設され、話題になっています✨
国立競技場は、国産材を使っている地球に優しいイメージがあったので、
この新聞記事を見て、驚きました💦
また、東京オリンピックの建設現場では、
すでに、4人亡くなっているのもあまり知られていない事実です💦
(2019.10.3 NHKニュースより)
わたしが、この記事を読んで感じたのは、
これから先、わたしたちは、
「物」ということは、自然からの恵みをいただいて作るのだ、
ということを、これまで以上にしっかり認識していきたいな、ということ。
また、同時に、
素材だけではなく、
この物を作るには、
どのような設備とエネルギーが必要で、
どのくらいの人が、
どのような環境で働いてくださって作っているのか、
想像力を働かせて、全部理解した上で、
購入し、使わせていただく必要があるのではないかな、
ということでした☆
「物を作る」ということは、
自然からの恵みをいただく、ということ。
そして、すべての物は命があります。
それは、レジ袋でも、使い捨ての割り箸でも、手づくりの物でも
高いブランドの物でも変わりません☆
わたしも物とお話しさせていただきますが、
ほんとうに、純粋に心から「お役に立ちたい」と思っていない物は
1つもなくて、いつも心動かされます。
わたしたちは、
「物は使ってやるものだ」「支配するものだ」と考えてしまうことが
多いかもしれませんが、
本来の物と人との関係は、本来そうではありません。
私たちは、物がないと生きてはいけず、
物を使わせていただき、助けてもらっていて、
物は、人間がいないと命や能力を活かすことができず、
人に使ってもらって、役に立つ。
お互いがお互いを助けあい、成長し合い生きていく
肩を組んだ仲間のような関係☆
こんなイメージ☆
『物を買うということは、投票だ』という言葉に、
私は大学生の時に出会いました。
物を買うということは、
その作り手や会社のことを応援している、
ということでもあります☆
自然に配慮している物🌏を買えば、
その活動をしている人や会社を応援することにつながります。
そうすれば、
その人や会社がもっともっと自然に配慮する製品を開発したり🌿、
自然に配慮して素材をとったり、作ったりされている方の応援💗へとつながっていき、
地球の自然をよくしていく動きにつなげていくことができます。
逆に、地球の自然のことや、
作っている人のことを考えずに作っている会社の物を買うと、
その動きを応援することにもつながってしまいます。
環境に配慮した製品は高額なことが多いので、
無理に買う必要はありません☆
お店で売っている物が作られるまでの背景を想像してみたり、
物を持ちすぎだな、と感じている方は、
足るを知り、今あるもので十分ではないかと見返してみたり、
持つものを減らしていくこと、だけでも
大切な地球のためにわたしたちができることでもあります☆
私は物を買う時は、その時できる限りですが、
「一生付き合い続けていけるもの」を選んで買うようにしています☆
友人を選ぶような感覚です^^♡
私たちの周りになにげなくあふれている1つの1つの「物」ですが、
実は、たくさんの自然と、たくさんの人が働いてくださらないと存在できない、
奇跡のようなありがたいものばかり☆
わたしが手づくりの下着をお届けしているのは、
1番肌に近い「物」である下着から、
そのような【物の背景】を考えてもらうきっかけになれば、
という想いからだったりします☆
物さんたちと、
ていねいに、大切に、友達のように付き合っていくだけでも、
毎日のぽっとした温かい幸せが増えていくはず。
そんな地球さんにとっても自然にとっても物さんたちにとっても
私たちにとっても、いい循環が増えていったらいいな、と思います。
わたし
「自然と人とがもっと仲良くなったらいいよね、ちゃなき。」
ちゃなき(私の使い妖魔のたぬきさん)
「そうでやんす~。森の生き物たちも自然たちも妖精たちも、木たちも
みんなそれを望んでいるでやんすよ☆ひなきさん!がんばるでやんすよ!」
わたし
「がんばろー!」
すべてのことは、まずは身の回りから☆
物と人との関係が、より幸せなものになって、
笑顔溢れる地球になりますように…☆
美月一奈輝