美月家のお米づくり②〜もうすぐ春を迎える田んぼの様子〜

こんにちは。

今週の金曜日に、春分の日を控え、

もーすぐ春ですねぇ。
(…とメロディが流れてきてしまいすね。やっぱり…笑)

もうすぐ春を迎える田んぼに行ってきたので、

様子をご紹介します☺️💕💕

もうすぐ春だよ〜と告げてくれる、

かわいらしいお花さんといえば、こちら。

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スミレ😍💕💕💕

今の時期しか見られないお花です🌸

スミレさんは、

ほんとに可憐で、可愛くて、

見かけると、その美しさに心を奪われるほど。

田んぼの横の林(里山)には、

田んぼや里山の手入れしている東京の皆さんと植えた、

が咲いていました🌸

(梅もありますがもう散ってしまっていました)

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植えたのは、

10年前くらいではないでしょうか✨

植えたときはひょろひょろで、

「ほんとにお花が咲くのかな?」と思うほどでしたが、

大きくなりました!

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田んぼの苗の準備をする時期を告げる

タネツケバナ

この花が咲くのを合図に、
稲の種を発芽させるために水に浸ける作業をしたそうです。

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白いとっても小さなお花です。

七草で、ぺんぺん草でおなじみの

ナヅナも。

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葉っぱがハート型。

小さい頃はよく遊びましたが、なんだか久々に会いました!

この田んぼは、生きものの為の田んぼなので、

冬の生き物たちが暮らしやすいような田んぼの管理をしています。

どのような田んぼかというと・・・

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その田んぼの様子が、こちら☆

「何が違うの?」と思うかも知れないのですが、

●田んぼの中に水が溜まったまんまの場所がある

●稲が、稲刈り後残ったまんまにしてある

ということが違います。

普通みなさんがイメージする冬の田んぼは、

こんな感じではないでしょうか。

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 冬はカラカラに乾いていて、

水たまりがなかったり、

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耕してあったり。

農法によっては、稲刈りのあとに耕して、

刈り終わった稲がない状態の田んぼにされる方もいらっしゃいます。

でも、この田んぼは、

生きものために作っている田んぼなので、

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このように、冬は水がある場所を作り、

耕さずにそのままの状態で、

お米づくりをしています。

でも、なんで、

田んぼに水がない時期に(水道が止まっている時期に)

水がたまったままになるの?

乾くんじゃない?

なるかというと、

実はこの田んぼ、地形が関係があります。

ブラタモリならぬ、ブラヒナキです笑)

この場所は、

谷津田(やつだ)」

と呼ばれる田んぼです☆

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谷津田」というのは、

どういう地形かというと、

谷の間に田んぼがあり、

その周りの斜面は小さな里山になっている

場所のことを言います。

里山に降った雨は

林の中の地面に染み込み

田んぼの中で湧き出します。

昔は、水を引くのが大変だったため、

水をひかなくても田んぼができる場所を探して

田んぼにしていました。

そのため、このような地形の場所は、

古くから田んぼとして、お米を作りながら、

村の食を支えながら、代々大切に受け継がれてきました。

田んぼの中で水が湧き出しているから、

冬の間も、田んぼに水がたまる場所ができるのです☆

では、

冬に田んぼに水たまりがあると、

誰が喜ぶか?

喜ぶ人たちがいるのです^^

ひとりはこの人。

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わかりますでしょうか✨

ここ、ここ!

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ここ!

これは、なんでしょう?

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カエルの卵です☆

これは、ニホンアカガエル🐸

というカエルさんの卵です。

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こんなカエルさんです。線が細くてかわいいです♡

(カエル嫌いな方はごめんなさい)

カエルについては、また記事にしますが、

このニホンアカガエルさんは、

1月などの冬の寒い時期に起きてきて、

卵を生むとことで、生き残ってきたカエルさんです✨

 (よく動けること!変温動物なのに…!)

まだ、朝晩マイナスの気温となり、凍る中、

卵を生んで、無事に、オタマジャクシになれるのは、

湧き水のおかげ✨

湧き水は、一年を通して温度が一定で、

水の流れがあるため、凍らないので、

卵も無事でいられるのです💕

この二ホンアカガエル、卵を産める場所が減っていて、

数を減らしている生きものの1つです。

(近くだと、千葉では絶滅危惧種の中でも最重要保護動物に指定されています)

あと、この人☆

赤トンボの仲間、アキアカネさん。

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夕焼け小焼けの赤とんぼで知られる

アキアカネですが、

アキアカネは、田んぼの稲刈りが終わったあとの、

この小さな水たまりに卵を生むことで、

生き残ってきた生きものです☆

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 卵産んでいるところ☆

このアキアカネも、実は数が激減していて、

絶滅が心配されている生きものです。

(機械を入れるために、田んぼをからからに乾かしてから

稲刈りするため、卵を産む場所がないためです)

トンボさんの目線からの記事も、書きたい記事の一つです✨

もう一人はこの人☆

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鳥たち。

鳥たちは、田んぼで刈り残したり、落としてしまった稲が(落ち穂、といいます)

冬の間の重要な食べ物、となります。

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茨城では、ハクチョウは来ませんが、

秋田ではよく、ハクチョウが田んぼにいるのを見かけることができます☆

でも、このように、

冬の間に水を溜めておくのは、

機械が入りにくくなって、稲作をするには大変ですし、

田んぼを耕さないでおくのは、

農法によっては、お米の収量を減らしてしまったり、

春の作業を増やしてしまうことにもなります。

そもそも、お米を作ること自体、

ものすごく重労働なこと。

特に今は高齢化が進んでいるのと、

お米の価格が下がっているため、

管理しやすい田んぼでも、お米作りを続けていくのは、

とっても大変な作業です。

田んぼやってくださるだけで、ほんとうにありがたいこと。

生きものからの立場の声は伝えていきますが、

だからといって、違う農法のお米を作られている方もすばらしく、

批判しているというわけではないことを、ご理解いただけたら幸いです☆

冬を越した田んぼ。

春を迎えての変化もまたお伝えしていこうと思います^^

読んでくださってありがとうございました☆

田んぼではこのカエルの

キリキリコロコロ~♪

という声が響き渡っていました^^

(春が来たよ~か、愛してるよ~かどちらかだと思います^^♡)

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シュレーゲルアオガエル☆(日本のカエルです)
夏はこうやって葉っぱの上でのんびりしている姿が見られます☆かわゆい。

(カエル苦手な方、またもやごめんなさい💦)

美月一奈輝

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